書籍・雑誌

2009年9月18日 (金)

読書 『ヨーロッパ文化と日本文化』

『ヨーロッパ文化と日本文化』
 ルイス・フロイス著 岩波文庫
http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/33/6/3345910.html
http://www.amazon.co.jp/dp/4003345916

ポルトガル、イエズス会の宣教師、ルイス・フロイス(1532-97)による日欧の文化比較。

もちろん出身文化や宗教の違いによる偏見などもありましょうが、安土・桃山時代の日本人を知るための一級資料と言って良い内容。

現代日本人の目から見ても、当時の日本人というものはかなり異質な存在であったように思えます。

目次

第一章 男性の風貌と衣服に関すること
第二章 女性とその風貌、風習について
第三章 児童およびその風俗について
第四章 坊主ならびにその風習に関すること
第五章 寺院、聖像およびその宗教の信仰に関すること
第六章 日本人の食事と飲酒の仕方
第七章 日本人の攻撃用および防禦武器について
   付 戦争 
第八章 馬に関すること
第九章 病気、医者および薬について
第十章  日本人の書法、その書物、紙、インク、および手紙について
第十一章 家屋、建築、庭園および果実について
第十二章 船とその慣習、道具について
第十三章 日本の劇、喜劇、舞踊、歌および楽器について
第十四章 前記の章でよくまとめられなかった異風で特殊な事どもについて

追記:

第二章 11項 ヨーロッパの女性は美しい整った眉を重んずる。日本の女性は一本の毛も残さないように、全部毛抜きで抜いてしまう。

あー、現代女性でも眉を剃ったり抜いたりする人がいますが、マ~猫は濃かろうと薄かろうと太かろうと、どちらかというと自然にしているのがいいとおもいます。

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2009年9月 5日 (土)

『文学における超自然の恐怖』出版

H・P・ラヴクラフトの名高い文学研究、『文学における超自然の恐怖』が、大瀧啓裕氏の翻訳により学習研究社から2009年9月11日に出版予定。

『文学における超自然の恐怖』書誌情報 - 学習研究社
文学における超自然の恐怖  【注目の新刊】 - 復刊ドットコム

H・P・ラヴクラフトによる名高い文学研究が『文学における超自然の恐怖』。表題作の他、評論 「ダンセイニ卿とその著作」 「惑星間旅行小説の執筆に関する覚書」、詩 「ユゴスの黴」、合作小説と小品群、「未定稿・インスマスを覆う影」 の他、貴重な写真や図版も多数収録とのこと。

四六判の304ページで2,625円と結構な値段ですが、R・カーター様によると

クトゥルフ神話~ラヴクラフト全集〈別巻 下〉 のについて
> なお、ラヴクラフト全集でわたしが担当した巻の解題には、
> これまで図版を使用していたが、近日刊行される
> 「文学における超自然の恐怖」の付録として、未公開の初出誌や
> 書簡を含むわたし個人のラヴクラフト・コレクションをたっぷり
> 紹介することが決定しているので、今回は図版をいっさい
> 使用しないことをご容赦いただきたい。

> うおー下線部分期待値が…MAXです。そして…感慨深い一文が

これは期待大。

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2009年7月19日 (日)

竜槍伝説 (偽典)

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「こんなのをドラゴンランスとは認めないよ、お兄さん」

角川つばさ文庫
http://www.tsubasabunko.jp/05osusume_0907c.html

続きを読む "竜槍伝説 (偽典)"

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2009年7月18日 (土)

夢野久作作品などが読めるサイト

FlipViewerで楽しめる電子書籍図書館
http://www.flib.jp/

夢野久作や小林多喜二など、昔の文芸作品が無料で読めるという触れ込みのサイト。
ビューアのインストールが要求されるが、セキュリティはよく分からない。
2007年から営業とのことだが・・・。

あと、やはり紙媒体の方が読み易い

そして・・・夢野久作作品に関しては、ラインナップ的に青空文庫が優越していた(笑)

青空文庫 - 夢野久作
http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person96.html

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2009年1月23日 (金)

どん底生活-極貧生活を扱った本二冊

●TRPG.NETの管理人氏らがもの書きチャンネルで話題に出していた本が、『最暗黒の東京 (岩波文庫)』。

その本は流石に持っていなかったが、同じく話題に出ていた『東京の下層社会』(ちくま学芸文庫、紀田順一郎) にはかすかに聞き覚えがあり、がさごそ探したら、出てきた。

パラパラと眺めてみたが、戦前の貧民街(スラム)や流民、色街や工場労働者(女子工員)の絶望的な貧困具合、苦悶を、当時のルポルタージュを中心とした豊富な資料を元に活写していて、胸を打たれた。

現代の貧困と本質において共通する部分もあるが、社会保障も未整備で、はるかに容赦がない過酷な時代の話だった。

●貧困繋がりでいま気になっている本が、『モグラびと―ニューヨーク地下生活者たち(ジェニファー・トス著、渡辺葉訳)』。

原題は"The Mole People"で、1993年に出版された、ニューヨークの知られざる貧困生活を取材したルポルタージュ。馬場秀和先生も絶賛しておられますし、これは読むしかあるまいということで注文中。

"In search of the mole people - Trailer" - Youtube



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2009年1月17日 (土)

カジノ・ロワイヤル

イアン・フレミング原作の『カジノ・ロワイヤル』(創元推理文庫)読了。
前半パートは冷徹な工作員として描写されていて、エスピオナージ小説として一流の風格。バカラ勝負で対手を打ち負かして以降の後半パートは、安全措置などどこ吹く風、撤収せずに財務省の女連絡員と最前線であるはずの観光地”ロワイヤル・レゾー”に留まり、感情に任せて危機に陥ったり、いちゃいちゃしたり「してみせる」という面妖な作品。いや、一冊で二度美味しい!?

続いて、ダニエル・クレイグ主演の『カジノ・ロワイヤル』をDVDで視聴。原作寄り、という評を方々で聞いてはいたが、マ~猫の印象では全然そんなことはなかった(笑)。評者は生粋のボンド映画ファンであろうし、その数多のボンド映画視聴の積み重ねを下敷きにした評なのだろう。 マ~猫の印象では、クレイグ・ボンドは、あくまでボンド映画的な、超人級のタフガイ以外のなにものでもなかった。冒頭など、殺人ターミネーターそのもので、あんなマッチョに追いかけられたら、マ~猫は泣いちゃう(笑)

ちなみに『カジノ・ロワイヤル』の、コラージュを駆使したオープニングは、Chris Cornellの楽曲"You Know My Name"ともども非常にクール。

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007/カジノ・ロワイヤル 【新版】 (創元推理文庫)
http://www.amazon.co.jp/dp/4488138063/usagidoncocol-22

007 カジノ・ロワイヤル デラックス・コレクターズ・エディション(DVD - 2008)
http://www.amazon.co.jp/dp/B001HUN1Y4/usagidoncocol-22

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2008年11月 2日 (日)

『ギャング・オブ・ニューヨーク』 ハーバート・アズベリー/富永和子訳 ハヤカワ文庫NF

『ギャング・オブ・ニューヨーク』 ハーバート・アズベリー/富永和子訳 ハヤカワ文庫NF
http://www.amazon.co.jp/dp/4150502544/

980974159_191

目次

序文
1章 ギャングの揺りかご(貧民街の盛衰と住民たちの生態)
2章 バワリーとファイヴ・ポインツ・ギャング
3章 河岸地区の犯罪
4章 川盗賊
5章 ビル・ザ・ブッチャーの殺害(賭博場とギャンブラーについて)
6章 警察とデッド・ラビッツ暴動(政治・行政の腐敗とギャング)
7章 徴兵暴動(南北戦争の裏側で・・・暴動は熾烈な市街戦に)
8章 徴兵暴動──その2
9章 ニューヨークがまさしく悪の温床だったころ
10章 銀行強盗王
11章 ワイオスと彼らの最盛期
12章 ギャングの王国
13章 ギャングの貴公子
14章 中国人の秘密結社戦争
15章 最後の大抗争
16章 消えゆくギャングたち
訳者あとがき
(括弧内)は筆者注

19世紀から20世紀初頭にかけて、ニューヨークになだれ込んだ移民ら貧困層を中心に発生した、凶悪な無頼漢、犯罪者達とその恐るべき"ギャング"について、その背景・土壌と歴史、ありようを活写する。

原書が出版されたのは1927-28年で、古い本。

序文で、禁酒法下の当時、もはやニューヨークに"ギャング"は存在しない、と作者は喝破しています。存在するのは、所詮は若い犯罪者たちの雑多な集団、小規模なグループに過ぎず、往年のギャングの組織力や八方破れの度胸が欠けている、そのような小集団をギャングと囃すのはマスコミだけであり、暗黒街ではギャングとは呼ばない、モブ(Mob)と呼ぶのだと。

内容ですが、基調となっているのは無軌道な暴力-それも強烈な-です。『クトゥルフの呼び声』の参考に、と思っていたけど、『ウォーハンマーRPG』のコアなファン向けという感じ。様々な種類の悪党の生き様が生々しく活写されているので、ローグ系のキャラクターを濃くプレイしたい人にはお勧め。ただし、あまりに非道徳的で無慈悲な悪漢を演じてしまうと、周囲がついてけない、引いてしまう危険が高い、諸刃の刃。

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2008年10月29日 (水)

『中世ヨーロッパの城』(講談社学術文庫、ジョセフ・ギース/フランシス・ギース著、栗原 泉訳)

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電車の車内で、長らく未読だった『中世ヨーロッパの城』(講談社学術文庫、ジョセフ・ギース/フランシス・ギース著、栗原 泉訳)を読了。

英国の城砦を中心に、豊富な資料を駆使して城の構造、城の歴史、城内外の生活などを概観。

興味深いが、文章の前後の脈絡がつかめないことや筋が通らない箇所がままあり、思考が混乱・疲労させられた。原書をあたっていないので、原文に問題があるのか、訳に問題があるのかは解らない。すくなくとも、「訳者あとがき」をみる限りにおいて訳者の思考過程はハッキリしているように見受けられるのだが。

講談社BOOK倶楽部 中世ヨーロッパの城の生活
http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=1597124

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2008年5月13日 (火)

ウォーハンマー小説

「ドラッケンフェルズ」に引き続き、「吸血鬼ジュヌヴィエーヴ」、「ベルベットビースト」、「シルバーネイル」の三作品を読了。

結局四部作読んでしまった。

ベルベットビーストには少女漫画の趣きがある。学芸都市ナルン(Nuln)の選帝侯、エマニュエル女伯爵の弟にしてその崇拝者、超絶の美青年レオスはヴァランクールの薫陶を受けた帝国屈指の決闘者(Duellist)であり、巨漢の代理戦士(Judicial Champion)を前にして顔色ひとつ変えることなく、混沌の変異者としての凶暴さをあらわに襲い掛かるその代理戦士を、なんの苦もなく殺害してのける・・・。

他方、少しずつ、ウォーハンマーRPGの基本ルールブックも読み進めています。いつの日か、付属シナリオなどIRCを利用してのんびりとプレイしたい。しかもできればGMデビューとして。

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2008年4月22日 (火)

Amazonに注文

Amazonに注文していた、ダシール・ハメットの『コンチネンタル・オプの事件簿』ともう一冊(恥ずかしいので秘)が到着。『コンチネンタル・オプの事件簿』は周辺の書店に在庫がなかったもの。

別口で、廉価版のDVDをいくつか注文しているのですが、本命であったジェームズ・キャグニー主演『彼奴は顔役だ! 特別編』の廉価版は入手不能、という連絡がありました。邦題はいかにもセンスが悪いが、原題は"The Roaring Twenties"といい、禁酒法時代を描いたギャング映画の傑作と言われている1939年ワーナー映画。

彼奴は顔役だ! The Roaring Twenties 1939
http://www.youtube.com/watch?v=UQQ5uA5fob8 (Trailer)
『彼奴は顔役だ! 特別編』のレビュー、イカス
http://www.gsta-hideout.com/hideout/archives/gangster_films/index.php?page=all
http://lockedroomcastaway.at.webry.info/200503/article_2.html
http://blog.kinematograph.net/?eid=213634
http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Theater/4362/d-scarface.html
やっぱり見たいなぁ・・・。

その他、こいつぁ来るわけねぇなぁ・・・と思いつつ、P. Tamlynの"Green and Pleasant Land"を注文したりもしてます。既に1回延期の通知が着てますが。来るわけない、わかっています。そこがいい・・・

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